WEBサイトを制作するために必要な道具

WEBサイトを作るために必要なもの。

  1. パソコン
  2. HTMLエディタ、または、WEBオーサリングソフト(一般に言われるホームページ制作ソフトウェアのことです)

制作上必要なものは、以上2点だけです。それぞれについて簡単に説明しておきますネ。

まずはパソコンを用意しましょう

まず、パソコンですが、WEBサイトを作る際、パソコン自体の性能はそんなに考慮しません。

高度な開発や作業効率を最重視するプロの現場は別ですが、廉価なノートパソコンでも充分です。

スマホやタブレットでも作れない事はないですが、WEBサイト全体の管理や作業効率を考慮すると、断然パソコンが便利です。なので、メインとなる作業はパソコンの利用をおすすめします。

あなたが現在使っているパソコンでも、ここ3年以内に購入したものなら、十分な性能を備えていますので、買い替える必要も無いでしょう。

もし、これを機に買い替えられるなら、メインテナンス性の良いものを選ぶ事をおすすめします。

ここでいうメインテナンス性とは、あなたにとって便利な環境が提供されるものという意味です。具体的には、大まかにMacかWindowsかという選択になるかと思います。

この場合、あなたの周囲にパソコンを使う上で、わからないことがあった場合にたずねられる人(パソコンのお助け役=あなたのブレイン)が何を使っているかを調べてみてください。

その方がMacを使っていたなら、あなたもMac、その方がWindowsならあなたもWindowsというように、同じOSのパソコンを使うのがベターです。そして、できればソフトウェアなども、その方から初心者でも扱えるものを薦めてもらうのが良いでしょう。

もし、あなたの周りにパソコンに関するブレインがいなければ、あなたが収集できる情報量で選択すればよいでしょう。

たとえば、書店にある入門書や専門書を調べて、最も入手しやすく、量の多いほうを選択します。Macに関する書物がほとんど見つからないのならWindowsを選択すべきでしょう。これは、他のアプリケーションソフトを選ぶ場合も同じです。

次にWEB制作用のソフトウェアを用意

次に必要なのがHTMLエディタです。

HTMLエディタとは、一般に言われるホームページ制作ソフトウェアのことです。

厳密に言えばテキストエディタ(Windowsで言えば「メモ帳」)さえあればWEBページは作れないことはないです。なので、必ずしも必要ではありません。

ただ、テキストエディタでWEBページを作るためには、『HTML(Hyper Text Markup Language)』というWEBページ作成言語(タグと呼ばれる命令によりページを記述します)をマスターしていなければならず、ページのレイアウトやデザイン等も全て頭の中で描きながら文字をタイピングする作業となります。

作業効率が悪いことから、WEB制作のプロでもテキストエディタだけで制作はしません、詳細なコードを編集する場合に用いるだけです。

HTMLエディタを用いるメリットはWYSIWYG(ウィジウィグ:What You See Is What You Get.= “あなたが見たとおりの成果物が得られる”の略語)環境にあります。

つまり、HTMLエディタを使うと、インターネットブラウザで見た画面に近い状態で画面に表示されたり、コード編集から直ぐにブラウザによる表示に換えられたりするため、編集が非常にしやすいのです。

ワープロを使う感覚で編集ができますし、現在流通しているものの中には、あらかじめ、ある程度デザインされたテンプレートを備えているものもありますから、極端な話、簡単なホームページなら完成まで1時間もかかりません。

値段も手頃なものがほとんどですし、フリーウェア(無料で自由に配布利用できるソフトウェアのこと)もあります。

また、インターネットに公開した後のWEBサイトのメインテナンスもグッと楽になりますので、積極的に活用しましょう。

ただし、全くタグを覚えなくても良いわけではありません。細かい調整や、思い通りのページを作ろうとする場合には、WYSIWYGタに頼りっぱなしではダメで、タグやHTMLに関する知識が必要です。

本サイトはソースコードやページの完全性を追求することが趣旨ではありませんので、これ以上掘り下げはしません。より深くHTMLについて知りたい方は、杜甫々さんのサイト→「とほほのWWW入門」 をご参照ください、多岐にわたって詳細に記述されています。(ホント勉強になります)

以上が制作する上で最低限必要なツールです。

「じゃ、WEBページに載せる画像の加工も、HTMLエディタがあればできるの?」

答えは「ノー」です。”画像の配置はHTMLエディタ、画像の加工は画像加工ソフト”で行ないます。もちはもち屋です。

HTMLエディタはあくまでもページの編集を行なうだけなんです。(参考:ページ内のコンテンツだけではなく、サイト間の関連やコンテンツのアップロードなどWEB運営に欠かせない機能を備え、サイト全体の管理までが可能なソフトをWEBオーサリングソフトと言います)

画像加工ソフトに関しては、後章の[デザインに凝る]で説明します。

本章で述べたツールを用いて行なう作業の流れを下図に示しておきます。

WEBページ編集フロー

難しく考える必要はないです。これだけは実際に作ってみないとわかりません。

やり始めるとなかなか楽しいですよ♪
慣れないうちは、どんどん作ってみましよう!経験を積めば積むほど作業のコツが身についてきますよ。

初期段階では、まずWEB制作の作業に慣れることに重点を置きましょう。